こんにちは。
最近は気温の変化に見事に翻弄されている銀座制作室の斎藤です。
ブログ初投稿ということもあり何を書いて良いか迷っていたので
卒業制作の一部をパパッと紹介したいと思います。
小さい頃から何か物を作ることが好きで『レザークラフト』に興味があり
卒業制作ではレザーを使ったブランドのブランディングを行うと決めていました。
一般的な知識は持っていたものの、レザーに対しての専門的な知識も殆どなく、
本やWebの情報を頼りに試行錯誤しながら制作を行うことになりました。
浅草橋駅周辺は革を取り扱っているお店が多くあるということで買い出しへ向かうことに!
店内には多くの革が積まれています。
革にはいくつも種類があり、用途によってどの革が適正か判断する必要がありました。
生地の種類、厚みや質感全てが異なっている、、、。
そう簡単に踏み込んではいけない世界であるということを思い知らされました。
家へ帰ってさっそく制作へ。
まずは型紙を作り、型通り切り抜き
そのあとに革の裏面とコバという側面の部分の下処理を行いました。
次に菱目打ちという作業で革に均等にハンマーで穴を開け
ロウを引いた紐で手縫いを行います。
最後にもう一度コバの処理を行い革をなじませて完成です!
(やっていくうちにこの工程が一番好きになります)
簡単な流れでいうとこんな感じです。
ハンマーを叩いている時はグラフィックデザイン科であることを忘れ、
自分は何をしているのだろうと思うこともありましたが
ものづくりをすることの楽しさはどれも共通であることに気付かされました。
日頃から使っている財布や革靴も一つ一つが
多くの手間と時間が掛けられていると考えると
もっと大事に使わないといけないなと思いました。
折角なのでキーケースは愛用しています。
ツヤも出てきて、だんだん味が出てきました。
これからの経年変化も楽しみです。わくわく。